旅の節約術

2014年版 外貨両替の手数料を安くする方法:マネパカードに注目!

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2014年版 外貨両替の手数料を安くする方法:マネパカードに注目!
もうすぐしばらくインドなので、こつこつ準備をしています。

外国に行くとなると気になるのが両替。今回は長期滞在のため、滞在先にまとまったお金を支払わなければならず、両替について改めて調べております。

いままでクレジットカードが良い、とかFXが良い、みたいな感じでなんとなくインプットされていたのですが、この際ばしっと整理してみることにしました。

長期滞在だと現金を持ち歩かずに現地ATMで出金したいと思う人も多いと思います。
外貨両替に関する最新情報あれこれをシェアしてみたいと思います。

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どの両替方法が一番オトクか?

どの両替方法がお得かと言えば、通貨にもよるのですが、割とはっきりとしています。
とりあえず、女子旅ハック的には、「マネパカード」と「マネーパートナーズFX」推奨です。

現金の両替(手数料が少ない順)

1.マネーパートナーズFX→空港受取
コスト:1通貨につき0.2円+受取事務手数料500円
  (成田、羽田、セントレア、関空で受取可能)
  ※米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、韓国ウォンで2万円以上の両替の場合
   8日前までに要申込み、口座開設には1週間程度

2.国内の外貨両替所、銀行の外貨専門カウンター(ユーロ、米ドルの場合)
コスト:両替金額の3%~の手数料、もしくは手数料相当を上乗せしたレート

3.海外の街の両替屋さん/銀行(日本円よりマイナー通貨の場合)
コスト:不明。日本円よりマイナー通貨の場合は2.よりお得な場合が多い

海外ATMを利用する場合(手数料が少ない順)

1.マネパカード
  ※米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの場合、
   または米ドル迂回で両替をする場合
  コスト:米ドル0.8円/ユーロ1円/英ポンド1.3円/豪ドル0.7円/香港ドル0.1円(1通貨あたり)の手数料+ATM出金手数料+各ATMの手数料

※ATM出金手数料
USD 2USD/回  EUR 1.75EUR/回 GBP 1.5GBP/回 AUD 2.5AUD/回 HKD 20HKD/回
※チャージ可能通貨以外はクロスボーダー手数料3%も

2.クレジットカードでキャッシング
  ※できれば日を繰り上げて返済。
コスト:45日で返済すると2.2%程度の金利(年利18%の計算)+各ATMの手数料200円程度~

3.銀行キャッシュ(デビッドクレジット)カード、国際キャッシュ・プリペイドカード
  コスト:3~4%の手数料+各行、各社の出金手数料+各ATMの手数料

それぞれの両替方法に注意すべき点がありますので、順に見ていきたいと思います。

日本で外貨(現金)に両替するならマネーパートナーズFXが一番お得

2014年版 外貨両替の手数料を安くする方法:マネパカードに注目!
photo credit: MIKI Yoshihito (´・ω・) via photopin cc
マネーパートナーズFX(通称マネパ)は外貨両替に力を入れている会社です。

http://www.moneypartners.co.jp/exchange/
海外旅行ならマネーパートナーズの外貨両替!日本最安コストで受取可能!

マネパFXでは、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、韓国ウォンを両替して、成田の京成たびるーむ、羽田・関空・セントレアのトラベレックスで受取るサービスをしています。

FXというとリーマンショックの際の阿鼻叫喚のイメージが強く、日本では怖がられています。実際大金を扱ってるときは注意が必要です。

でも実は、マネパの口座は両替専用のフローが作られています。
「外貨両替」に関する操作だけが独立しているので、それに沿って操作していれば、FX取引の部分に触れることなく、安全に両替ができてしまいます。

マネパFXの両替の手数料は、FXレートに0.2円(20銭)乗せた分

両替の手数料は、FXレートからプラスマイナス0.2円(20銭)となっています。
これはつまり、
100円=1ドルのレートのとき、100.2円を1ドルに交換します、
120円=1ユーロのレートのとき、120.2円を1ユーロに交換します、

ということです。

(この20銭が両替をしているマネーパートナーズの利益となります)

銀行の手数料は為替相場に織り込んでいる場合もあれば、別途に計上する場合もあります。また通貨によっても異なります。
ひっくるめて、だいたい3%以上と言われています。

別に手数料を取る制度を敷いている三井住友だと、

・米ドル…1米ドルあたり3円・ユーロ…1ユーロあたり4円・英ポンド…1英ポンドあたり11円。
その他の通貨については、窓口までお問い合わせください。
三井住友銀行 外貨両替コーナー

という感じです。
英ポンドは、少額でも、三井住友よりも明らかにマネパの方がお得ですね。

マネパFXの両替は8日以上前に申し込む。口座開設にも1週間くらいは見ておくこと

マネーパートナーズFXのは申し込めばすぐ両替ができるのかというと、そうはいきません。

口座開設の申し込み→口座情報の書いてある書類が郵便で届く→空港に行く8日前以前に両替する

という流れになります。

開設申込みや両替の作業自体はそんなに時間がかからないですが、急ぎで両替が必要な人には向いていません。

受取窓口の時間もチェック

たびるーむ、トラベレックスともに24時間営業ではありません。深夜便で出発する予定の人は窓口の開いている時間に合わせて出かける必要があります。

http://www.moneypartners.co.jp/exchange/service/receiving.html
マネーパートナーズ:外貨両替・受取サービスの利用方法

マネパFXの場合、外貨受取手数料が500円かかる

外貨受取手数料が500円なので、ある程度の金額を換金しないとメリットを享受できません。

両替する通貨にもよるのですが、銀行の手数料がざっくり3%だとすると、2万円で手数料が600円なので、2万円以上両替すると言う場合はマネパを使うと良いかもしれません。

また、マネパではレートの良い時に換金しておいて後で受け取る、という技が使えますから、少額でもメリットがある場合もあるでしょう。

両替できる金額に上限がある

両替できるのは米ドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン、韓国ウォンです。
それぞれ、3,000ドル、3,000ユーロ、3,000ポンド、3,000スイスフラン、300万ウォンとなります。

日本国内の外貨両替カウンターで両替する

銀行の外貨両替は、前述しましたが大体3%くらい乗せたレートです。
両替は、「よりマイナーな通貨の国で両替する」とより良いレートで両替できると言われています。米ドル、ユーロは日本円より強いので、日本で両替した方がレートが良いです。

日本では銀行、金券ショップ、郵便局、トラベレックスなどの両替専門店で両替ができますが、日本国内でのレートはそんなに変わらないんです。

ただし、銀行については普通の銀行の窓口より、外貨両替専門カウンターの方がレートが良いそうです。銀行の外貨両替専門カウンターは、空港にもありますね。

海外で両替する

日本円よりマイナーな通貨(インドルピー、タイバーツ、フィリピンペソなどなど)は、現地で両替することをおすすめします。

さらに、銀行よりも町の両替屋さんの方がレートが良かったり、手数料が少なかったりします。日本人の駐在者のいる大きな都市だと、先人の記録があるかもしれませんので、ぐぐってみると良いかも。
バンコクで日本円両替だと、タニヤストリートの酒屋さんが有名ですねぇ。

インドは空港の両替は最悪のレートなので、ATMを使うか、両替は最小限の額にとどめておいたほうが良いでしょう。他の国でも空港レートの評判はあまりよくないですね。

新しい両替方法「マネパカード」

海外で大金を持って歩きたくない人や長期滞在を予定している人は、やっぱりATMでの引き出しを視野に入れたいものです。

ATMの引き出しでお得なのが「マネパカード」です。

2014年版 外貨両替の手数料を安くする方法:マネパカードに注目!

実は、これは2014年9月に新しくサービスが始まったばかりのプリペイド式クレジットカードです。名前のとおり、マネーパートナーズFXが運営しています。

プリペイドなので、審査はありませんし、年会費無料、維持手数料などもなし、2015年1月末まで手数料をキャッシュバックしてくれるということで、私も申込みしました~!!

マネパ=マネーパートナーズの外貨両替をプリペイド式クレジットカードにしたものと思って頂ければ良いと思います。

(※マネパカードの取扱い外貨と、マネパFXの空港で受取できる外貨とはバリエーションが異なるので注意。)

マネパカードの使い方

専用WEBサイトで、「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル」をあらかじめ日本円から外貨両替しておく
      ↓
海外ATMから各通貨の口座からキャッシングの形で引き出せる

という感じ。

もちろん、普通のマスターカードとしてお買い物もできます。

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル以外で支払をした場合、すべて米ドルで決済されます。
この際の米ドル-該当通貨の換算はマスターカードのレートになります。

普通のクレジットカードの慣例から言うと、キャッシングにはマスターカードの手数料がかかりません。(ショッピングの場合はおそらく1.6%程度上乗せされたレートになりそう。)
また、引き出しの場合、現地ATMが手数料を取る場合もあります。

ドル迂回での両替はお得?

私の場合インドルピーで使用したいので、ドルを迂回してのルピーを引き出す、ということになります。

ドル迂回の両替はドルに対して円高が進んでいるとき、通貨によっては明らかに有利になることもあります。

アベノミクス以前の1ドル78円時代なんかはそうでした。今はトントンか損するか・・・くらいだと思います。

マネパカードの換金手数料

専用サイトで事前換金する際の手数料は大体以下のような感じ。

1通貨あたり
米ドル 0.8円
ユーロ 1円
英ポンド 1.3円
豪ドル 0.7円
香港ドル 0.1円

今なら、この手数料をキャッシュバックしてくれるらしいです。(2015年1月末までの予定)。

クレジットカードでキャッシング

2014年版 外貨両替の手数料を安くする方法:マネパカードに注目!
photo credit: Tax Credits via photopin cc
ATM引き出しの場合はクレジットカードでのキャッシングが定番と言われてきました。
大体クレジットカードの年利が最大で18%。これを日割りにすると1日=18/365%。45日で2.2%といったところです。

繰り上げ返済してしまえば、金利はもっと安くなります。

繰り上げ返済して金利を安くあげるには、クレジットのWEB明細などで日本円での金額を一刻も早く確認できるのがベストです。

「三井住友VISAカード」だと、明細に上がるのが早いらしいです。
おそらくVISAの日本代理店本体が出しているカードだからでしょう。

キャッシングするうえでの注意点

まず、キャッシングではマイル、ポイントは貯まらない会社が多いので、事前に確認しておきましょう。

また、キャッシングの場合は、さらに現地ATMが手数料を取る場合があります。だいたい200円程度からです。

クレジット明細に手数料としてこの金額が計上されていなくても、引き出し額の中に乗っけて請求している会社もあるらしいです。

VISAはVISA/PlusマークのあるATM、マスター・JCBはMasterCard/Maestro/CirrusのマークのあるATM、AMEXとDinersはAmericanExpress/DinersのマークのあるATMで使えます。

銀行キャッシュカード、国際キャッシュ・プリペイドカード

銀行の国際キャッシュカード

日本の銀行の一部では、海外でもATMから引き出しができます。
ただし、都銀も以前は海外使用できたのですが新規受け付けを撤退しているところがほとんど。

海外引き出しができる銀行は、有名なところで下記のとおり。海外引き出しの際に上乗せされる手数料を併記します。

楽天銀行  3.04% 出金手数料無料
新生銀行  4%   出金手数料無料 ※円通貨口座から引き出し。
                   通常は海外からの出金限度額0円設定。
スルガ銀行 3%+1回の引き出しで216円の手数料
ジャパンネット銀行 3.02% 出金手数料は無料

どれも「VISA」「Plus」グループのATMで使用が可能。
これにさらに現地ATMの手数料がかかる場合は、それが乗っかる感じです。

プリペイド式の国際キャッシュ/クレジットカードの手数料は高い!!

マネパカード以外のプリペイド国際キャッシュor クレジットカード。

これは手数料が他に比べると高いんですよねぇ。子供に持たせておく、等には良さそうではありますが。有名どころで以下のような感じです。

  • Money T グローバルカード
  •  
    引き出し額の4%+キャッシング引き出しは1回につき200円(残高照会100円)

  • セゾンNEO Money
  • 引き出し額の5%+キャッシング引き出しは1回につき200円 

  • マルチカレンシーキャッシュパスポート
  • 為替レートに4%上乗せ+引き出し手数料200円~

    クレジットカードのショッピング使用は?

    クレジットカードの外貨での使用は大体1.6%の手数料が上乗せになります。

    でもショッピング利用はマイルやポイントでの還元が見込めます。
    高率還元が有名なのはREX(1.7%)、リクルートカードプラス(2%)あたり。

    海外使用でマイルが倍付になるカードもあります。
    デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード(1.25倍)、MUFG Mileage plus ゴールドプレステージ(1.5倍、まいぺいすリボ登録で3倍)など。

    クレジット使用で手数料を取られても、ポイントやマイルで相殺できる場合もあるわけです。
    現金とカードをうまく使い分けたいところですね。

    最近の外貨両替に関する話題

    トラベラーズチェックの日本国内販売は終了。

    今年の3月末、トラベラーズチェックの日本国内での販売が終了して話題になりました。というわけで、これからはトラベラーズチェックを旅行に持っていくことはできません。
    前回渡印する際になんとなく日本円のTCを1万円ほど作ってみたのですが、そんなことなら記念に取って置けばよかったなぁ。

    シティバンクの個人向け事業は身売り中

    シティバンクはアメリカの銀行なので、アメリカ用カードを作ると、米ドルの外貨預金口座から手数料無料で引き出しができるのが有名でした。

    YJFX(旧サイバーエージェントFX)のFX口座で両替(換金)して、外貨口座に送金しておけば、格安で両替ができたのです。

    ところが肝心のシティバンクは個人向け事業は赤字ということで売り出しにかけております。2014年10月4日現在、着地点は見出されていないようです。

    クレジット、キャッシュカードについては、出国前に整理しておこう

    クレジット、キャッシュカードは複数(できれば複数ブランド、VISAとMASTERなら国外で使用可能な店舗が多い)を用意し、海外での限度額やネットバンキングについてチェックしておきましょう。

    あと、忘れちゃいけないのが暗証番号。

    どんなにばっちり準備しておいても、暗証番号が分からないと支払いができないこともありますからね・・・

    私は、複数の銀行口座の残高、クレジットの残高をスマホでサクサク見れちゃうマネーフォワードを使っています。(このエントリでマネーフォワード以外にも色々ある口座管理アプリについてまとめてます)

    私はとりあえず昨日マネパカードを申込みしておきました!また使い勝手をレポートしたいと思います。

    ここ連日、ドル高円安の報道ばっかりでちょっとクサクサしてます。円高にならないかなぁ。カードが届いたらナンピンでちょっとずつ両替しておこうっと。




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