カードにひもづけられた「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル」の5通貨の口座にあらかじめチャージしておき、そこから引落される形で請求されるプリペイド式のクレジットカードです。
「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル」の5通貨以外は、マスターカードのレートで米ドル口座から引き落としになります。
使い勝手はマスターカードのクレジットカードと同じなので、海外ATMで引き出したり、お店で使うことができます。
チャージはネットから簡単で、換金手数料は格安です。
レートもマネーパートナーズFXのリアルタイムレートなので、円高が進んでいる時に外貨を換金しておけば、お得に両替することができます。
しかも、来年1月まで換金手数料をキャッシュバックしてくれるそうです。
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マネパカードの手数料の詳細
このエントリのタイトル「マネパカードが一番お得【?】」と疑問符を付けているのは、手数料がかかるからです。
両替手数料は確かにダントツで安いのですが、ATM手数料は結構取られるし、クロスボーダー手数料(チャージ可能な通貨以外の換金手数料)も3%。
とはいえ、レートが良い時に両替しておく、ということができるので、その点はカヴァー可能かもしれません。
両替手数料
米ドル 0.8円
ユーロ 1円
英ポンド 1.3円
豪ドル 0.7円
香港ドル 0.1円
(1通貨あたり)
ATM手数料
USD 2USD/回
EUR 1.75EUR/回
GBP 1.5GBP/回
AUD 2.5AUD/回
HKD 20HKD/回
※ATM引出時に利用通貨のチャージ残高から引き落とし
※残高照会の場合は無料
クロスボーダー手数料
USD 利用額の3%
※チャージ可能通貨以外の通貨でカードを利用した場合にUSDのチャージ残高から引き落とし
マネパカード作成からチャージまでの手順を解説
そんなわけで、拙ブログではマネパカード推しなのですが、FX会社のカードってやっぱり敷居が高いと思います。
カードの作成から、会員サイトの使い勝手まで解説したいと思いますので、興味のある方はご参考のうえ、是非トライされたし、です。
申込み
マネパカード申込みページから下記の項目を入力します。
必要事項の入力画面は、こんな感じ。
FX口座を持っているひとは、FX口座にログインしてから申し込みになります。
※新しくFX口座を作る必要はありません。
クレジットを作るとなると気になるのが審査ですが、マネパカードはプリペイドなので、審査は甘いです。16歳以上なら作れます。
必要な項目は下記のとおり。
- 氏名
性別 男性女性
国籍
生年月日 ※16歳未満の方はお申込いただけません。
保護者氏名 ※未成年のみ
住所
電話番号
メールアドレス
職業
暗証番号(半角数字4桁・ ATMで引き出す際の暗証番号)
渡航国
出発予定日
利用目的
本人確認書類 (アップロード可能)
規約に「同意する」を選んで送信し、本人確認書類のアップロード(スマホの写真でOK)すれば完了です。
1~2週間ほどで、マネパカード専門サイトのログイン用のID・パスワードが書留で届きます。カード本体は、別便で来ます。
私の場合はマネーパートナーズFXの口座を持っていたのでそこから申し込みをしました。10/8に申し込み、10/11に口座開設通知、10/19にカード本体が到着でした。
ログインからチャージまではこんな感じ
ログイン
マネパカード公式サイト https://card.manepa.jp/ にアクセスすると、右上に「ログイン」ボタンがあります。
もしくは直接 https://card.manepa.jp/login/ へ。
マネパカードのみの会員は左側の入力ボックスに口座開設通知に書いてあったIDとパスワードを入力してログインします。
FX口座を持っている人は右側の入力ボックスでIDとパスワードを入力し、いったんFXの口座にログインしてから、そこからマネパカード専門サイトに移動します。
入金
入金するには、「入金専用振込口座」に入金します。
月曜日0:15~金曜日23:45(23:45~0:15除く)のマネパカード営業時間内なら、入金後2~3時間で反映されるそうです。
FXの口座を持っている人は、時間内ならクイック入金ができるので、ほぼリアルタイムに入金の確認ができます。
FX口座へのクイック入金後、「資産管理」のタブから「振替・移動」画面で、マネパカードに資金を移動します。
マネーパートナーズFXの「振替・移動」の画面はこんな感じです。
両替
「両替」タブをクリックして、両替のページを表示し、下にスクロールします。
ためしにドルを両替してみましょう。「外貨を選択してください」とあるので、
チャージ可能通貨のうち、米ドルをクリックします。
すると、「両替金額を入力してください」と表示されます。
ためしに1000円と入力し、「確認」をクリックするとレートが表示されます。
レートはリアルタイム更新ではないので、両替する直前に更新ボタンをクリックしましょう。
レートの数字部分をクリックすると、両替が実行されます。
「カードにチャージする」と出て来ますが、実は両替しただけではチャージはされません。「未チャージ残高」としてカードにストックされます。
そこからカードにチャージして初めて使用できます。
イメージとしてはこんな感じ(マネパカード会員HPより)
ここはひとまずチャージせずに終えてみます。
チャージ金額がどうなっているか、「チャージ/ペイバック」タブで確認します。
未チャージの外貨は日本円に両替し直すことも可能です。
このページの下部に「チャージ通貨を選択してください。」とありますので、米ドルを選択します。
すると、「チャージ金額を入力してください。」と表示されますので、希望の金額を入力し、確認ボタンをクリックします。
これでチャージが終了です。
米ドル経由での両替する場合のコツ
私の場合、インドに行く予定が入っているので、インドルピーになるべくお得に両替したいと思います。
ルピーを例にご説明します。
インドルピーは「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル」のチャージ可能な5通貨ではありません。
いったん米ドルに両替・チャージして、使用時のレート(マスターカードのレート)で引き落としされるわけです。
ルピーは2014年10月までの1年を見ると、だいたい1ドル59ルピー~62ルピーくらいで推移しています。
日本円とのレートだと、1ルピーは1.6~1.8円くらいで推移しています。
この1年じわじわ円安になってきています。
あくまで仮定の話しですが、1÷1.8で1円=0.55ルピー、かつ 1ドル=60ルピーとします。
110円×0.55=60.55ルピー
109円×0.55=59.95ルピー
ということで、この場合、109円を直接両替すると「59.95ルピー」になりますが、
いったん、1ドルに替えると「60ルピー」になるわけです。
さらにクロスレート手数料を考えると、3パーセントなので、クレジットカードのキャッシングより得したければ、この場合は、1ドル=105円以下くらいになったときに両替しておくとお得になります。
この損益分岐点を簡単に計算しておいて、ときどきレートを見て円高のときに両替しておけば、お得な両替となります。
株の世界などで「ナンピン」と言いますが、一気に大金を替えないで、すこしずつ「このレートはいいかも」と思ったときに両替しておくのが良いかもしれません。
そうすると、後から考えてあまり良いレートで両替できなかったことがあっても、両替したレートの平均値が良くなるという考え方です。
そんなわけで、うまくいくと結構使えそうなこのカード、使うのが楽しみです!
それじゃ、またね!
Love, Shanti