イタリア・シエナ近郊-Osho Miasto Institute滞在記
インドのOIMR、ギリシャのAfrozと記事を書いてきましたが、今回はイタリアのOsho Miasto Instituteを紹介します。 私は2017年の10月に滞在しました。イタリアのトスカーナ州、シエナ近郊にあります。シエナ駅から車で40分くらいです。
google mapや公式WEBには、内部の写真が多数公開されています。見てみるとイメージしやすいと思います。
Osho Miasto Instituteは西ヨーロッパでおそらく最大のOsho瞑想センター(インド・プネーのOsho International Meditation Resort公認、Osho瞑想のできる場所)です。
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Osho Miasto Instituteのユニークなところ
Osho Miasto Instituteはいくつかの点で他のOsho瞑想センターにはないユニークな場所になっています。
いまだにコミューン(共同体)のテイストが残っている
コミューンとは、理想的な生活を追い求める人たちが共同生活を行なう場所。70年代のヒッピームーブメントの間はそういう場所はたくさんあって、日本にもいくつかあったと思います。80年代までに解散になった場所が多いようですが、今でもヨーロッパにはまだ、そういった場所がちょこちょこあります。
ミアストの歴史は70年代に遡り、瞑想をしながら自給自足の共同生活を行う場所を目指して始まりました。それから周辺の土地を少しずつ買い取って敷地を広げていったそうです。
現在でも、運営の大部分は住み込みで働くボランティアワーカーによって賄われています。ただ、そのメンバーの他に瞑想、セラピーコースのために常時たくさんのゲストが集まるので、今は外に開かれたゆるい共同体という感じです。
ボランティアワーカーの皆さんには親密な雰囲気があり、コミュニティへの愛があります。ビジターとしての滞在でも、十分にその愛を感じることはできると思います。
食事はプライドとこだわりを持って美味しく作られている
Miastoはイタリアのトスカーナ州、食べ物命!のイタリアの中でも美味しい食べ物で有名なグルメの中心地にあります。
というわけで、キッチンはこだわりを持って美味しいものをサーブしています。
夜はワインが飲み放題。ですがほとんどの場合、誰もひどく酔っ払ったりはしていないんですよね。夜1杯のワインで人生を楽しむ感じです。
温水プールがいい感じ
Miastoの自慢はSagarという温水プール。このプールのフローティングプログラムは最高です。 Miastoに滞在するときは水着を忘れずに持って行き、チャンスがあれば、フローティングのセッションがあるグループに入ったり、フローティングのセラピーセッションを受けるのがおすすめです。
開放的な雰囲気、お部屋も可愛い
Miastoは7–9月のハイシーズン、特に8月のフェスティバルには非常にたくさんの人々が集まります。特に瞑想ホールはちょっと混み合います。でも敷地内で「ここは狭い」と感じることはあまりないんです。
美しい自然に囲まれていて、いつものびのびとしていられる場所なのです。
お部屋もダブルルーム、ツインルーム、ドミトリーなどから選べます。イタリアらしい可愛らしいお部屋です。
セラピストがベテランでハイレベル、コースに集中しやすい環境
Miastoで瞑想やセラピーのコースを提供するセラピストは、70年代から教えている人、ワークの創設者の人などが多く、ベテラン指導陣といった感じです。ヨーロッパのセンターというか、世界的にもダントツで先生の質が良いです。
また、ここのコースは生活費が割高なインド・プネーのハイシーズンよりもコストパフォーマンスが良い場合も多いです。気候が穏やかなエリアで、コースに集中しやすい環境でもあります。
私の体験:真摯で明るいイタリア人とイタリアを感じられる瞑想センター
このセンターって、ヨーロッパ、世界中から人が集まるけど、割と「イタリア人によるイタリア人のためのイタリア的な場所」という色彩が強いです。
プログラムは英語で提供されるんですが、通訳付きでプログラムを受けているイタリア人ゲストも多いです。
イタリア人の友達って、結構瞑想にマジメな人が多いんですよね。真面目、というか、「宗教的な真摯さ」に理解がある感じ。でも、その真摯さって、彼らがもともと持ってるカソリック的な枠組みとか、条件付けから来ている気がするときがあります。
で、このセンターにいるとその真摯さが美しいんだけど、そういう教会チックな雰囲気がどこからともなく香ってくる感じがする瞬間があるなぁ、と思ったり。
でも、そういった宗教的な空間に意外なほど癒されるなぁとも思ったり。
日本ではイタリア人って陽気でただ人生を楽しんでいそう!というイメージがあると思いますが、伝統的な家族規範や宗教的な真摯さの「内側」にいるという条件つきで、「人生を楽しむこと」を奨励する社会だと思います。
こういった意味では、「家族」の縛りがどんどん薄くなりつつある日本や、一部のアジアの都市の人々の方がずっと自由かもしれません。
でも、その引き換えとして私たちは親密さの薄いドライな社会に生きているわけで、この「イタリア的なもの」に触れると、「宗教っぽーい、古くさーい」なんて思いつつも、ふっと心が緩まるのかもしれません。
宗教的な条件付けといえば、日本人も「瞑想=禅」「禅すごい」「何事にもキッチリしていれば精神性が高い」みたいな思い込みからなかなか逃れられないんですけどね…。
Osho Miasto Instituteへのアクセス・手配の方法
Osho Miastoは基本は瞑想、セラピーコースへの参加か、ボランティアワーカーをしている人のみが滞在できます。 セラピーコースは人気のあるものでは早々に満席になる場合もあります。申し込みは早めに行うようにしましょう。特に8月のフェスティバル期間中とその前後は混み合います。
冬の間の数ヶ月はセンター自体がクローズになり、プログラムは提供されません。
アクセスは、イタリア国鉄の「シエナ」駅からグループの前後にピックアップがあります。シエナ駅までは、イタリア・ヨーロッパ各地から、イタリア国鉄やバスでアクセス可能です。
注意が必要なこと
イタリアは、すごくスリが多いです。私の友達でも数十万円単位ですられた人が何人もいます…。海外旅行保険には必ず加入しましょう。
最低限、このブログで紹介しているエポスカードなどのカード付帯保険をチェックし、さらに必要に応じて旅行保険への加入をおすすめします。
エポスカードについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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イタリアの旅行には、「地球の歩き方」がおすすめです。
イタリアで使えるSIMカード、ポケットwifiについてはこちらの記事で詳しく書いています。「Three」か「SIM2FLY」がおすすめです。
また、ユーロの最強の両替方法を探す記事を書いています。こちらも参考になれば!
時間がある人はシエナに行ってみよう!!
私は近郊のシエナにも滞在しました。コンパクトだし、フィレンツェほど混み合ってもおらず、女性一人でものんびりと過ごしやすい、いい感じの場所です。ミアストも良かったのですが、シエナが思いの外気に入った私でした。近いうちにシエナの記事を書きます。宿泊の手配はBooking.comが便利です。
シエナのおすすめホテル
シエナでは、ミアスト在住のお友達にこの「アルベルゴ・キウザレッリ」「アルベルゴ・ベルニーニ」を推薦してもらい、アルベルゴ・ベルニーニの方に泊まりました。
アルベルゴ・ベルニーニは、バルコニーが最高です。
世界のOsho瞑想センターについて
Osho Mist Instituteはインド・プネーのOsho International Meditation Resortの系列の瞑想センターです。
Osho International Meditation Resortに関する記事も書いていますので、ぜひ読んでみてください。