先日予約が始まったエアアジアのバンコク直行便を予約して、改めて見てみると、エアアジアの機内持ち込みサイズはメジャーな航空会社より厳しいことに気づきました。受託荷物も重量できっちり課金されます。
これからの時代、ますますLCCが普及していくでしょうし、私も利用する機会が増えそうな気がしています。
この機会にLCCの時代のスーツケースの選び方と、購入候補のスーツケースについて考えてみました。女性向けのものを中心に考えています。
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LCCを利用するときは、荷物の重量や大きさをある程度事前に把握しておく必要がある
LCCでは受託手荷物は通常オプションです。メジャー航空会社のように、航空券を予約したらついてくるものではありません。そして、搭乗時までに予約しておくとディスカウントがあるので、当日預けることを決めたり、事前申請した重さより重くなると割高になるのです。
つまり、ある程度荷物の重量や大きさを事前に把握しておいた方が良い、ということになります。
さらに、機内持ち込みサイズがメジャーの航空会社より若干小さいです。ということはスーツケースの選び方も変わってくるということになります。
日本を発着する各社の受託荷物の大きさの制限
メジャー航空会社だと、ここによくまとめてあります。
マイレージ比較の達人 機内持ち込み手荷物と受託手荷物
http://mile-master.com/baggage_limit.shtml
北米系、エールフランス、ヴァージン、アシアナではリモワのキャビントローリー(横40x縦55xマチ20cm)は機内持ち込みできない、ということになります。
(メジャー航空会社ということで、大目にみてもらえる可能性はありそう)
主要LCCの国際線荷物の制限をまとめてみた
■ピーチ・アビエーション
機内持ち込み:3辺合計が115cm以内、55cm×40cm×25cm 以内 10kg以内
受託荷物 1個につき20キロまで、3辺の和が203cmまで、路線により料金が異なる
■エアアジアX
機内持ち込み 56cm×36cm×23cm以内 7kg以下
受託手荷物 81cm x119cmx119cm 1つ32kg以内
受託荷物は15kgから5kg単位で料金が変わる。最大40kg。
■ジェットスタージャパン
機内持ち込み 56cm×36cm×23cm以内 10kg以下
(ビジネスクラスは10kg以下2つ)
受託荷物は15kgから5kg単位で料金が変わる。最大40kg。(ビジネスクラスは航空代金に30kg分が含まれる)
荷物の準備|ご出発の前に
■セブパシフィック航空
機内持ち込み ジェット機=56cm×36cm×23cm以内
プロペラ機ATR72=56cm×35cm×20cm以内
重量7kg以内(ただしカティクラン空港発着便は5kg以内)
受託手荷物 15kg 2000円 それ以上は超過料金2000円/kg~
セブパシフィック航空完全ガイド 荷物の重量とルール
■スクート
機内持ち込み 54cm×38cm×23cm以内
エコノミークラス 7kgまで(パソコンが含まれる場合は+3kgまで)。
受託荷物は15kgから5kg単位で料金が変わる。最大40kgまで
Baggage Information
■香港エクスプレス
機内持ち込み 56cm×36cm×23cm以内、10kg以内。
受託荷物 20kg以下、30kg以下で料金が変わる
■ライアンエア(ヨーロッパ)
機内持ち込みは55cm x 40cm x 20cm、10kgまで
受託荷物は15kgか20kgから選んで購入し、それ以上はキロあたりの超過料金で対応
■IndiGo(インド)
機内持ち込みは55cm×36cm×25cm、7kgまで
受託手荷物は3辺合計158cmまで、国内線は15kg、国際線は20kgまで無料。それ以上は超過料金を支払う。
IndiGo FAQ
リモワのサルサのキャビントローリーは、エアアジアでは使えない
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私はリモワのサルサのキャビントローリー(機内持ち込みサイズをうたった製品)を愛用していたのですが、LCCでは基本的に機内持ち込みできないサイズです。とはいえ、リモワは有名ブランドで、日本人で持っている人も多いので、目を付けられやすそう。
じゃあ、受託荷物にすればいいのだろうけど、LCCではほとんど受託荷物は有料。どうせお金を出すなら、もうちょっと大きなスーツケースを持ち込みたいですよね。
LCCにぴったりのスーツケースの選び方はここがポイントになる!
LCCを利用する可能性がある限り、とにかく適切なサイズかつ、適切な丈夫さのスーツケースを使う必要がありそうです。
私は綿密なリサーチの結果、以下のようなものがいいのでは?と検討しています。
機内持ち込みサイズのスーツケース(キャリーケース)
- サイズ(外寸、本体サイズ)が56cm×35cm×23cm以内のもの
- 軽量のもの、ポリカーボネイトorソフトキャリー
- 手荒に扱われることはあまりないので、ジッパー式もOK
- 30L前後のもの(25L程度ならキャリーよりリュックサックの方が楽)
受託手荷物用のスーツケースの選び方
- 中身をしっかり詰めても20キロ以内になるちょうどいいサイズ
- 軽量で丈夫なポリカーボネイト製
- 軽量で丈夫なマグネシウム製、フレームタイプ
- 米国で預け手荷物を施錠したまま預けられるTSAロックの付いているもの
- 3辺の和が157cm以内
修理してもらいやすいもの、保証システムのあるものを選ぼう
実はスーツケースは「値段に関係なく壊れるときは壊れる」そうです。でも、安いものは十分な品質管理が行われていない工場で作られていたり、原材料の品質が高くなかったりするようで、品質は値段に比例します。
そして、ちゃんとしたスーツケース・旅行鞄メーカーのものは、修理対応をしてくれたり、保証があるものもあります。ある程度そういったサポートのあるものを選びたいところです。
LCC対応の機内持ち込みサイズのスーツケース候補を考えてみた
ゼロハリバートン ゼロエア
重量2.2kg、31L、ホイールは4輪。
お高いですが、これはなかなか理想的な感じです。
ゼロハリは米国製or日本製(ACE社が製造)だそうです。
サムソナイト ソフトケース
1.6Kg、3.7L、ホイールは4輪。重量制限が厳しいLCCではこの軽さはありがたいですね!
サムソナイトは56cm×36cm×23cm以内のポリカーボネイト製モデルがありません。
Ace プロテカ フラクティ
2.7kg、31L、4輪。日本製です。
LCC対応の受託荷物サイズのスーツケース候補を考えてみた
ゼロハリバートン
通常のフレームとは違うスッキリデザイン。お高いですが。
プロテカ
エキノックスライトアルファ
レクト
P10-F
プロテカの以上3製品はすべて日本製。なんとなく安心感がありますね。
サンコー
サンコーも老舗の旅行鞄メーカーです。中国製。
リモワとサムソナイトについて
リモワはポリカーボネイトのシリーズはすべてジッパー式なので、除外しました。
サムソナイトはオーヴァルフレームというシリーズがフレームタイプなのですが、アルミ製ということで除外しています。
スーツケースではなく、ソフトタイプのキャリー付バッグという選択肢
ここまでしっかりした作りのスーツケースの選び方について書いてきましたが、実はソフトタイプ(布製)のスーツケース(キャリーバッグ)が良いという意見もあります。
旅慣れた人や海外の人はソフトタイプ使いの人が多いらしいです。
旅のお悩み解消!実はソフトスーツケースが高評価な理由
http://matome.naver.jp/odai/2132912608069551001
私としては、いわゆる四角い布製のスーツケースより、かゆいところに手が届くアウトドアブランドのキャリーケースを選びたい感じです。
おすすめ受託手荷物サイズのソフトキャリー
旅なれた人に人気のモデル。
これはなんと、前の部分がデイパックとして取り外せる仕様になっています。
布地が1680デニールと分厚いもの。
こちらも、布地が1680デニール。
機内持ち込みはデイパックでも。女性向けのデイパックはこれ
私はふだん、violetaというpatagoniaの女性向けモデルのデイパックを使っているのですが、これが25L。中身がちょっとした着替えなどであれば、ハードケースの25Lよりこれが使い勝手が良いような気がします。
violetaは本体620g。形はちょっともっさりしてますが、ショルダーベルトが胸に当たらないようになっていたり、女性の体に合ったつくりになっていて、楽ちんです。いままでリュックサックが大嫌いだったのですが、この子と出会ってちょっと好きになりました。まさに女子旅グッズ。
同様のコンセプトの製品だとNorthfaceのtellus25のwomensモデルもあります。こちらは重さ990gで、violetaの方がちょっと軽いです。
少し小さいですが、同じようなコンセプトだとdeuterのFutura SL 20Lも。
いかがでしたか?
私はこれからリモワを処分して、スーツケースを買いなおすことになりそうです。ラゲージチェッカーも購入を検討中です。